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農people file.05 西郷のうえん

2022年8月4日、綾町の錦原地区・割付地区で、キャベツ・ブロッコリー・じゃがいも ・里芋など様々な野菜を育てている「西郷のうえん」におじゃましました。「西郷のうえん」は、お父さんの親文(ちかふみ)さん、息子の親也(ちかや)さんと奥様の美香さんの3人で野菜をつくっています。

もともと集団就職で大工の仕事をしていた親文さんでしたが、40年前に綾に戻り、奥様と2人でたばこの栽培を開始。15年前にたばこから野菜に切り替え、5年ほど前から親也さんも本格的に手伝いを始めました。その後美香さんも加わり、家族3人(休みの日にはお孫さんも!)で仲良く、楽しく、野菜をつくっています。

トラクターを運転する親也さん。この日は里芋の収穫作業。

西郷さんが心がけているのは「お客さまに手にとってもらえる野菜」

  • きれいな野菜であること。

  • 販売期間が長いこと。

  • 量があること。

を意識しているそうですが、
何よりも大切にしたいのは「人の喜び」

実は現在入院中の親文さんの口グセは、昔から
「人が喜んでくれるのが一番」
「値段も高くせんでいい」
だったそうで、親也さんもその想いをしっかりと受け継ぎ守っています。

取材中、「お父さんだったらなんて言うやろか」「親父ならこう言うやろ〜」と言う会話が印象深かった西郷さんファミリー。

親文さんが退院したらまた、改めて写真を撮りに行きますね(^^)

農people file.05
西郷のうえん

名前・年齢:西郷親文さん(70) 西郷親也さん(40)
経営面積:約2ヘクタール
出身地:綾町
就農歴:親文さん40年、親也さん10年
前職業:親文さん:大工、親也さん:サービス業
就農のきっかけは?:親文さん:集団就職から戻ってきてから就農
           親也さん:後継
主要農産物及び作付け種類:キャベツ・ブロッコリー・じゃがいも ・里芋
農業に対するこだわり:お客さまに手にとってもらえて、喜んでもらえる野菜をつくる

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農people No Aya
自然生態系農業の町として知られる綾町。それを支える生産者さんたちは綾になくてはならない人たちです。

取材時に入院中だった親文さん。
戻ってくると信じていましたが、みんなで写真を撮ることなく逝去されました。もっと早く取材に行けば…と後悔の念でいっぱいです。

会いたい人には、会いたいと思った時に会いに行く!綾を支えてきてくれた農家の皆さんにもどんどん取材に行きますのでよろしくお願いします!