見出し画像

ふるさと納税寄附金使い道紹介①   ~綾てるは図書館管理費~

みなさんこんにちは!
綾町ふるさと納税係2号です。
ふるさと納税で全国の皆様からいただいたご寄附は、町の図書館「綾てるは図書館」の管理費にも使われています。

私たちの町の図書館はねぇ…
かなりスゴいんです!

これが我らの「綾てるは図書館」

綾てるは図書館

「綾てるは図書館」は平成17年にオープンした町の図書館。(以前は町の公民館の一室に図書室というカタチであったそうです。)
木をふんだんに使用した館内は、子供達が床に座ったりゴロンとして本を読んでもいいように、入り口で靴を脱ぐお座敷スタイル。

絵本のコーナーには小上がりスペースと授乳スペース。
密かに嬉しいこどもトイレ。絵本コーナーのすぐそばにあってオープンな作りになっているので兄弟のいるお母さん助かる!

窓のそばの雑誌コーナーにはソファが置かれ、いつもゆったりと雑誌を読んで寛ぐ人がたくさんいます。(あまりゆっくりできない気質の2号にとって、この窓辺で雑誌を読むゆったりとした町の先輩達は「素敵な大人」のイメージなんですよね。憧れ〜)

ソファでも畳でもお好きな方をどうぞ
最新刊は館内閲覧のみ。セレクトもナイスです。
ティーンズコーナーもゆったり。ここで勉強する小中学生も多いです。
綾町在住の造形作家後藤さんの作品も見れる。これもスゴい!

で、何がスゴいの?


「綾てるは図書館」のスゴいところ。
それは…なんと!
住民一人あたりの貸出冊数が県でナンバーワン

宮崎県の年間貸出冊数の平均が2.3冊のところ、綾町の1人あたりの年間貸出冊数はなんと8.7冊と2倍以上!!
綾町民はたくさん本を読んでいるんですね〜!すごいでしょ〜!…と、ここで思い浮かぶのはやはり…

「他に何もないからじゃない?」

そーーーーーですそうです。その通りです。
綾町には本屋さんはありません。
最寄りの本屋さんは車で15分。漫画や雑誌が買えるのは町にふたつあるコンビニくらい。そんな中で図書館は、本に触れることのできる大切な存在なのです。

それだけではありません。

綾てるは図書館は他ではしないスゴいことをしてるんです。

他の図書館ではしてないスゴいこと


「綾てるは図書館」では他の図書館ではしないことをたくさんしています。

例えば、
落語が聞けます。

その名も「図書館落語」

船に乗ります。

図書館ですが何か?

メジャーな人来ます。

オリンピックメダリスト呼んじゃってるし

演奏会しちゃいます。

コンサートの後ろでマイペースに本を読む少年もいい感じですね!

その他にもハンドベルやハープの演奏会、世界一のパティシエが来たり、絵本作家がやって来たり、本物のゴッホの絵を飾ったことも!!!

図書館なのにーーー!?
どうしてそんなことをーーー???

ですよね。

そこには館長である中村清久さんの想いがありました。

綾てるは図書館 館長の想い

綾てるは図書館館長の中村清久さん

高校の教員を退職し、9年前に綾てるは図書館の館長となった中村さん。

「私はね、実は今まであまり図書館を利用したことがないんですよ。だから最初は図書館の館長なんて無理だと思ってた。」

でもそれが功を奏したのでした。

本が好きな人は何もしなくても図書館に来る。
では、本を読まない人に図書館に来てもらうにはどうしたらいいだろう。

そう考えた中村さんは、本に興味がない人も参加したくなるようなイベントをどんどん開催していきました。

今年度の予定表!年間を通して、というか毎月じゃないか!

どうして図書館がこんなにイベントするの?

毎月ひとつ以上のイベント。
今年度もホルンのコンサートやフェリーの見学など、図書館の枠を超えたイベントを行なっています。どうしてか?それには中村館長の考える図書館像が関係していました。

町の「知の拠点」「人づくりの拠点」「交流拠点」

それが中村館長の考える理想の図書館像。

しかし本だけではこの3つの役割は満たせない。
本で得られる「知識」「体験」を足すことで、「知識」は人生を豊かにする「本当の知識」になる。図書館でもそんな体験ができるきっかけを作ろう!と中村館長は考えたのです。それが最終的に「人づくり」となり、町の「交流拠点」になるのだと信じて。

フェリーに乗るイベントでは、操縦室の小さな舵を見た、船が大好きな男の子が「これは(本で見ていたものと)違う!」と言ったことがあったそうです。大きな船には大きな舵がついていると思っていた男の子。大きなフェリーの舵は必ず大きいのではなく、小さいものもあると知る大事な体験となりました。

世界一のパティシエのお話会では綾小学校の女の子の「どうしたら世界一のパティシエになれますか?」という質問に、ご本人から直接丁寧に説明してもらう貴重な体験がうまれました。ホルン・ハープ・二胡・ハンドベル。様々な楽器の演奏会では、本にはのっていない生の音が聞けます。

宮崎の、さらに山の中。
本物の文化や音楽に触れる機会の少ない綾町で、綾てるは図書館は貴重な体験のきっかけを町の人に与えてくれています。

「本から経験」ではなく「経験から本」というパターンもあります。
海洋学校の先生に来てもらいロープワークのイベントをした時のこと。町のおじさん達が参加し、わいわいロープを結んでいると…「初めて図書館に来たわ」「新聞もいろいろあるんやね〜」「どうやって本借りれると?」
こ〜んな感じでイベントをきっかけに図書館に足を運ぶようになった人も多いのだそうです。

こうして「綾てるは図書館」は、宮崎県内での貸出冊数ナンバーワン!となり、地域の「交流の場」となったのです。

綾町に欠かせない大切な図書館。
ふるさと納税でいただいたご寄附は町の図書館の管理費にも使われています。ありがとうございます。

左から中村館長、司書の黒木さん、小田さん

綾町にふるさと納税をしてくれた皆様へ一言

綾町は魅力いっぱいの町です!
これからもどうぞ応援してください!
by綾てるは図書館

もはや綾の魅力のひとつと言える図書館。
綾にお越しの際はぜひ「綾てるは図書館」にも遊びに来てください♪
※町内外問わずご利用いただけます(^^)
http://aya-lib.jp/

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!